29 歳の女性。矯正歯科医で矯正装置周囲の歯の着色を指摘され、紹介来院した。半年前から装置をつけているが、気付かなかった…
A問題 第67問
29 歳の女性。矯正歯科医で矯正装置周囲の歯の着色を指摘され、紹介来院した。半年前から装置をつけているが、気付かなかったという。誘発痛はなく歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No. 23)を別に示す。齲蝕リスクの判定に有効な評価法はどれか。2 つ選べ。
- (1)擦過診
- (2)透照診
- (3)唾液緩衝能検査
- (4)咬翼法エックス線撮影
- (5)レーザー蛍光強度測定
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。唾液緩衝能で口の中の環境のリスクを、レーザー蛍光強度で白斑(脱灰)の程度を数値で調べます。
【見るところ】
ブラケットの周りの歯頸部側に、白く濁った帯状の白斑(初期の脱灰)があります。
矯正装置の周りは歯垢がたまりやすく、白斑が生じやすい場所です。唾液緩衝能が低いと、酸を中和できずに脱灰が進みやすくなります。レーザー蛍光強度測定では脱灰の程度を数値で記録でき、再石灰化しているか進んでいるかを比べることができます。
【ほかの選択肢】
(1) 擦過診 探針で白斑をこすると、脱灰したエナメル質を壊すおそれがあるので 誤り
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(2) 透照診 隣接面のう蝕を見つける検査で、リスクの判定ではないので 誤り
(4) 咬翼法エックス線撮影 隣接面のう蝕の検出に使い、表面の初期の脱灰は写らないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問67(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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