左側舌縁部に18×15 mm の病変を認め、厚さは8 mm、深達度は4 mm であった。生検の結果、扁平上皮癌と診断した…
A問題 第39問
左側舌縁部に18×15 mm の病変を認め、厚さは8 mm、深達度は4 mm であった。生検の結果、扁平上皮癌と診断した。画像検査で所属リンパ節〈領域リンパ節〉と他臓器への転移は認めない。TNM 分類(UICC 2017)におけるstage 分類はどれか。1 つ選べ。
- (1)StageⅠ
- (2)StageⅡ
- (3)StageⅢ
- (4)StageⅣA
- (5)StageⅣB
正答 (1)
正答は (1)。StageⅠです。
TNM分類(UICC第8版、2017年)の口腔癌のT分類は、腫瘍の最大径と深達度(DOI)で決めます。
T1 最大径2 cm以下で、深達度5 mm以下
T2 最大径2 cm以下で深達度5 mmを超え10 mm以下、
または最大径2 cmを超え4 cm以下で深達度10 mm以下
T3 最大径4 cmを超える、または深達度10 mmを超える
この症例は最大径18 mm(2 cm以下)、深達度4 mm(5 mm以下)でT1です。「厚さ8 mm」は腫瘍の厚み(表面から一番深い所まで)で、T分類に使うのは深達度のほうです。リンパ節転移なし(N0)、遠隔転移なし(M0)なので、T1N0M0でStageⅠです。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) StageⅡ T2N0M0 誤り
(3) StageⅢ T3N0M0、またはT1〜T3でN1 誤り
(4) StageⅣA T4a、またはN2など 誤り
(5) StageⅣB T4b、またはN3 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問39(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「A問題」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第39問部分床義歯製作のための技工物の写真(別冊No. 8)を別に示す。矢印で示す装置の目的はど
- 2023年(令和5年) 第68問顎関節の模式図(A)とPosselt の図形(B)を示す。A の状態に対応するのはB の
- 2024年(令和6年) 第7問上下顎歯列の口腔内写真(別冊No. 3)を別に示す。Eichner の分類に基づく咬合支
- 2024年(令和6年) 第34問作業用模型上で適合良好であった全部金属冠を試適したところ、支台歯上で浮き上がりを認めた。
- 2024年(令和6年) 第65問78 歳の男性。歯の喪失による咀嚼困難と審美不良を主訴として来院した。診察の結果、インプ
- 2023年(令和5年) 第10問医師の職業倫理を示したのはどれか。2 つ選べ。
スポンサーリンク

