下顎右側の腫脹を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 25A)、CT(別冊No. 25B)及びMRI(別冊No. …

D問題 第75問

下顎右側の腫脹を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 25A)、CT(別冊No. 25B)及びMRI(別冊No. 25C)を別に示す。最も疑われるのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第75問の図
正答 (4)
正答は (4)。エナメル上皮腫です。 【見るところ】 パノラマエックス線画像(別冊No. 25A)では、下顎右側の骨体部に、境界明瞭で隔壁のある多房性の透過像がみられ、隣接する歯の歯根に吸収があるように読めます。CT の骨条件の横断像(別冊No. 25B)では、下顎骨が頰舌的に膨隆し、皮質骨が薄くなって一部で途切れています。MRI の脂肪抑制T2 強調像(別冊No. 25C)では、著しい高信号の嚢胞部分と、信号の低い充実性の部分が混在しています。 下顎の骨体〜臼歯部に多い、多房性で顎骨を膨隆させ、歯根の吸収を伴い、嚢胞部分と充実部分が混在する病変で、エナメル上皮腫が最も疑われます。局所での浸潤性があるので、摘出・開窓だけでは再発しやすく、顎骨の辺縁切除・区域切除を行うこともあります。
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【ほかの選択肢】 (1) 骨肉腫  骨の破壊と腫瘍性の骨形成(旭日像・Codman 三角)が特徴で、境界は不明瞭 誤り (2) 慢性骨髄炎  不規則な骨の吸収と硬化、腐骨がみられる。嚢胞と充実部分の混在する腫瘤ではない 誤り (3) 単純性骨嚢胞  若い人に多い単房性の透過像で、歯根の間にホタテ貝状に入り込む。膨隆・歯根吸収は少なく、内容は空か液体だけ 誤り (5) 腺腫様歯原性腫瘍  若い女性の上顎犬歯部に多く、埋伏歯を含む単房性の透過像で、内部に点状の石灰化がみられる 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問75(厚生労働省 公表)出典元ページ

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