80 歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。1 週前から症状を自覚しているという。現在、強い全身倦怠感を自覚し、…

A問題 第82問

80 歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。1 週前から症状を自覚しているという。現在、強い全身倦怠感を自覚し、体温は37.9℃である。初診時の口腔内写真(別冊No. 29)を別に示す。血液検査結果を表に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第82問の写真(1/2)歯科医師 2024年(令和6年) 第82問の写真(2/2)
正答 (5)
正答は (5)。内科主治医への対診です。 【見るところ】 口腔内写真で、歯肉から出血して、黒っぽい凝血塊が歯と歯肉をおおっています。 血液検査:白血球数28,000/μLと著しく多く、赤血球数263万/μL(貧血)、血小板数35,000/μL(減少)、LDH 741 IU/Lと高値です。PT・APTTは基準の範囲です。 高齢者の、急に始まった歯肉出血、強い全身倦怠感、発熱に加え、白血球の著しい増加と、貧血・血小板の減少、LDHの上昇がそろっており、急性白血病が強く疑われます。凝固の検査が正常で血小板が少ないことから、出血は血小板の減少によるものです。歯科での処置より先に、血液内科を含む医科の主治医に対診して、診断と治療を急いでもらいます。
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【ほかの選択肢】 (1) 抗菌薬の投与  原因の病気の診断が先。歯科だけで判断して治療しない 誤り (2) 口腔清掃指導  強い出血があり、まず全身の病気の診断が必要 誤り (3) スケーリング  血小板が少なく、出血を悪化させる 誤り (4) 止血剤の全身投与  出血の原因は血小板の減少で、止血剤では解決しない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問82(厚生労働省 公表)出典元ページ

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