舌白板症の切除後の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。切除後の処置で適切なのはどれか。1 つ選べ。…
B問題 第89問
舌白板症の切除後の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。切除後の処置で適切なのはどれか。1 つ選べ。
- (1)植 皮
- (2)遊離粘膜移植
- (3)デブリードマン
- (4)前腕皮弁による再建
- (5)酸化セルロースの塡入
- (6)大胸筋皮弁による再建
- (7)ハイドロコロイド材による被覆
正答 (1)
正答は (1)。植皮です。
【見るところ】
口腔内写真(別冊No. 31)では、舌の側縁から下面にかけて、白板症を切除した後の、四角形の広い粘膜の欠損があり、下の筋層が露出しています。欠損は浅く、厚みの大きな組織の欠損はありません。
白板症の切除は、粘膜(上皮と粘膜下層)を浅く広く取り除くもので、広い浅い創面が残ります。そのままでは瘢痕で舌の動きが悪くなるので、大腿などから採った薄い皮膚(分層植皮)を移植して覆います。(ポリグリコール酸シートとフィブリン糊で覆う方法も使われます。)
【ほかの選択肢】
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(2) 遊離粘膜移植 口腔内から採れる粘膜の量が少なく、広い欠損を覆うには足りない 誤り
(3) デブリードマン 壊死した組織や汚れを取り除く処置で、切除直後のきれいな創面には不要 誤り
(4) 前腕皮弁による再建 舌の半分以上を切除するなど、厚みのある大きな欠損の再建に使う 誤り
(5) 酸化セルロースの塡入 抜歯窩などの止血に使う材料で、広い粘膜欠損を覆うものではない 誤り
(6) 大胸筋皮弁による再建 大きな欠損の再建に使う大きな皮弁で、浅い欠損には過大 誤り
(7) ハイドロコロイド材による被覆 皮膚の創傷の被覆材で、口腔内では唾液ではがれ、使わない 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問89(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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