22 歳の女性。永久歯の萌出遅延を主訴として来院した。切歯と大臼歯は通常通り萌出したが、その後は永久歯の萌出がみられない…

B問題 第88問

22 歳の女性。永久歯の萌出遅延を主訴として来院した。切歯と大臼歯は通常通り萌出したが、その後は永久歯の萌出がみられないという。妹も乳歯の晩期残存があるという。初診時のエックス線画像(別冊No. 30A)とCT(別冊No. 30B)を別に示す。他に精査すべき部位はどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第88問の図(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第88問の図(2/2)
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。大腸と皮膚です。 【見るところ】 パノラマ(30A)では、多くの永久歯が顎骨の中に埋伏し、萌出していません。CT(30B)では、上下の顎骨の中に埋伏歯と、小さな不透過物(過剰歯・歯牙腫様の硬組織や骨腫様の病変と読める)が多く散らばっています。 切歯と大臼歯だけが萌出し、その後の永久歯が萌出せず、妹にも乳歯の晩期残存がある(常染色体顕性の遺伝が疑われる)ので、Gardner症候群(家族性大腸腺腫症の一型)が疑われます。顎骨の多発性骨腫、埋伏歯・過剰歯・歯牙腫のほかに、
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(2) 大腸の多発性ポリープ(腺腫):放置すると高い確率で癌化する (3) 皮膚の類表皮囊胞(表皮囊腫)や線維腫 を伴うので、大腸と皮膚を精査します。 【ほかの選択肢】 (1) 鎖骨  鎖骨の欠損・低形成は鎖骨頭蓋骨異形成症の特徴 誤り (4) 肋骨  二分肋骨は母斑基底細胞癌症候群(Gorlin症候群)の特徴 誤り (5) 大泉門  大泉門の閉鎖遅延は鎖骨頭蓋骨異形成症の特徴 誤り 【埋伏歯が多い病気の見分け方】 鎖骨頭蓋骨異形成症  鎖骨の低形成、大泉門の開存、多数の過剰歯 Gardner症候群  大腸ポリポーシス、骨腫、皮膚の囊胞

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問88(厚生労働省 公表)出典元ページ

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