腫脹した頸部リンパ節のH-E 染色病理組織像(別冊No. 10)を別に示す。考えられるのはどれか。1 つ選べ。…

B問題 第32問

腫脹した頸部リンパ節のH-E 染色病理組織像(別冊No. 10)を別に示す。考えられるのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第32問の図
正答 (1)
正答は (1)。結核です。 【見るところ】 中央に、細胞の形が失われて無構造に見える壊死の領域(乾酪壊死)があり、その周りを類上皮細胞が取り囲み、核が馬蹄形に並ぶ大きな多核巨細胞(Langhans 巨細胞)が散らばっています。外側にはリンパ球が集まっています。 乾酪壊死を伴う類上皮細胞肉芽腫と Langhans 巨細胞の組み合わせは、結核の特徴的な組織像です。頸部のリンパ節結核(瘰癧)は、肺外結核の中で多いものの1つです。抗酸菌染色(Ziehl-Neelsen 染色)で菌を確かめ、培養や PCR、インターフェロンγ遊離試験も参考にします。
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【ほかの選択肢】 (2) 癌の転移  リンパ節の中に癌の胞巣(扁平上皮癌なら角化を伴う異型な上皮)がみられる 誤り (3) 悪性リンパ腫  異型なリンパ球が一様に増え、リンパ節の構造が失われる 誤り (4) IgG4 関連疾患  IgG4 陽性の形質細胞が多く浸潤し、花むしろ状の線維化や閉塞性静脈炎がみられる 誤り (5) アミロイドーシス  淡い好酸性の無構造物(アミロイド)が沈着し、Congo red 染色で染まる 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問32(厚生労働省 公表)出典元ページ

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