脳内でシナプス結合するニューロン(ア)とニューロン(イ)に生じた膜電位を図に示す。アから放出されるのはどれか。1 つ選べ…
D問題 第30問
脳内でシナプス結合するニューロン(ア)とニューロン(イ)に生じた膜電位を図に示す。アから放出されるのはどれか。1 つ選べ。
- (1)ドパミン
- (2)ヒスタミン
- (3)グルタミン酸
- (4)エンケファリン
- (5)ノルアドレナリン
正答 (3)
正答は (3)。グルタミン酸です。
【見るところ】
ニューロン(ア)には、細く鋭い大きな膜電位の変化(活動電位)が起きています。それに続いて、シナプスの後ろのニューロン(イ)の膜電位は、静止膜電位から数 mV ほど小さくゆっくり上がって(脱分極して)戻っています。
イに起きているのは、興奮性シナプス後電位(EPSP)です。アの活動電位でシナプスから伝達物質が放出され、それがイの膜を脱分極させたので、アから放出されたのは興奮性の伝達物質です。脳の中で速い興奮性のシナプス伝達を担う代表的な伝達物質はグルタミン酸で、イオンチャネル型の受容体(AMPA 受容体など)に結合して陽イオンを流入させ、数ミリ秒で EPSP を起こします。
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【ほかの選択肢】
(1) ドパミン 主に G タンパク質共役型の受容体を介して働く調節性の伝達物質で、このような速い EPSP の代表ではない 誤り
(2) ヒスタミン 同じく G タンパク質共役型の受容体を介する調節性の伝達物質 誤り
(4) エンケファリン オピオイドペプチドで、主に神経の活動を抑える方向に働く 誤り
(5) ノルアドレナリン G タンパク質共役型の受容体を介する調節性の伝達物質 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問30(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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