8 歳の女児。発音が不明瞭であることを主訴として来院した。診察の結果、軟組織に対して処置を行うこととした。処置中と処置後…
D問題 第49問
8 歳の女児。発音が不明瞭であることを主訴として来院した。診察の結果、軟組織に対して処置を行うこととした。処置中と処置後の口腔内写真(別冊No. 18)を別に示す。この処置で発音の改善が期待できるのはどれか。1 つ選べ。
- (1)カ 行
- (2)サ 行
- (3)タ 行
- (4)ナ 行
- (5)ラ 行
正答 (2)
正答は (2)。サ行です。
【見るところ】
処置中の写真ではレーザーで小帯を切っており、処置後の写真では小帯のあった所に菱形の創ができています(上唇小帯の切除と読めます)。
小帯が歯槽頂の近くまで付いていると、上顎中切歯の間にすき間(正中離開)ができやすく、唇の動きも妨げられます。サ行の子音[s]は、舌の先と上の前歯・歯槽部の間に細いすき間をつくり、そこから息を強く出してつくる音(歯擦音)なので、前歯の間のすき間から息が漏れると不明瞭になります。小帯を切除して正中離開の改善を図ることで、サ行の発音の改善が期待できます。
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【ほかの選択肢】
(1) カ行 奥舌と軟口蓋でつくる音で、前歯部の小帯とは関係しない 誤り
(3) タ行 舌の先を歯槽部に付けて離す音で、前歯の間のすき間の影響は小さい 誤り
(4) ナ行 舌の先を歯槽部に付けて鼻から息を出す音で、影響は小さい 誤り
(5) ラ行 舌の先で歯槽部をはじく音で、前歯の間のすき間の影響は小さい 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問49(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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