矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No. 15)を別に示す。上顎右側犬歯根尖部の歯周組織に生じる生体反応の組合せで正しいの…

A問題 第58問

矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No. 15)を別に示す。上顎右側犬歯根尖部の歯周組織に生じる生体反応の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第58問の写真
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。近心側の破骨細胞の活性化と、遠心側のセメント芽細胞の活性化です。 【見るところ】 口腔内写真(別冊No. 15)で、上顎右側の側切歯が舌側に外れており、そのスペースをつくるために、上顎右側犬歯と中切歯のブラケットの間のワイヤーにオープンコイルスプリングが入っていると読めます。犬歯は遠心へ押されています。 犬歯の歯冠に遠心向きの力をかけると、歯は傾斜移動し、回転の中心(歯根の途中)より根尖側では歯根が反対の近心へ動きます。そのため根尖部では、 近心側=圧迫側  破骨細胞が活性化して骨が吸収される
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(強い力では歯根膜が硝子化する) 遠心側=牽引側  歯根膜が引き伸ばされ、骨芽細胞による骨の添加や、 セメント芽細胞によるセメント質の添加が起こる 【ほかの選択肢】 (1) 近心側・血流の亢進  根尖の近心側は圧迫側で、血流は減る 誤り (3) 遠心側・歯根膜の硝子化  硝子化は圧迫側(根尖の近心側)で起こる 誤り (4) 遠心側・マクロファージの出現  硝子化した組織を除くマクロファージは圧迫側(近心側)に出る 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問58(厚生労働省 公表)出典元ページ

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