アトロピン硫酸塩によるペナリゼーションで正しいのはどれか。…
午後 第55問
アトロピン硫酸塩によるペナリゼーションで正しいのはどれか。
- (1)弱視眼に点眼する。
- (2)固視異常を正常化する。
- (3)全身的な副作用はない。
- (4)アドヒアランスが重要である。
- (5)完全矯正眼鏡の装用は不要である。
正答 (4)
正答は (4)。アトロピンによるペナリゼーションでは、アドヒアランスが重要です。
アトロピンペナリゼーションは、健眼にアトロピンを点眼して調節を麻痺させ、健眼の近くの見え方をわざと悪くすることで、弱視眼を使わせる治療です。毎日(または決められた間隔で)点眼を続けられるかどうかで効果が決まるので、家族が指示どおりに点眼を続けること(アドヒアランス)が大切です。
【ほかの選択肢】
(1) 弱視眼に点眼する。 誤り
点眼するのは健眼です。
(2) 固視異常を正常化する。 誤り
弱視眼を使わせて視力の発達を促す治療で、偏心固視などの固視異常を直接正す方法ではありません。
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(3) 全身的な副作用はない。 誤り
顔のほてり・発熱・頻脈・口の渇き・興奮などの全身の副作用が出ることがあり、点眼後に涙点を押さえるなどの注意をします。
(5) 完全矯正眼鏡の装用は不要である。 誤り
弱視眼の視力を育てるため、屈折異常の完全矯正の眼鏡は前提として必要です。
【関連】
健眼遮閉(アイパッチ)を嫌がる子どもで、見た目を気にせず続けやすい点が利点です。健眼の視力が弱視眼より大きく下がる(遮閉弱視)ことがないよう、両眼の視力を定期的に確かめます。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問55(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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