ジェットエンジンの空気取入ダクトへの着氷に関する説明で誤りはどれか。…
航空気象 第12問
ジェットエンジンの空気取入ダクトへの着氷に関する説明で誤りはどれか。
- (1)過冷却水滴を含んでいる雲の中の飛行で着氷するしくみは翼と同様である。
- (2)気温が10℃以下であって、(特に氷点近い温度の時)相対湿度が高ければ、吸気系統に着氷の発生する可能性は十分ある。
- (3)地上滑走中や離陸中は空気取入系統内の圧力が下がるため取り入れた空気温度も低下し、0℃以下になれば着氷が発生する。
- (4)一般的なジェット機で過冷却水滴がなければ、空気取入系統内への着氷は、対気速度が概ね160kt以上で発生しなくなる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
過冷却水滴がなくても起こる吸気系統の着氷は、地上滑走中や離陸中など低速で多量の空気を吸い込み、吸気ダクト内の圧力と温度が下がるときに起こりやすいものです。対気速度が増せばラム効果で吸気の温度が上がって起こりにくくなりますが、その目安を「概ね160kt以上」とする記述は誤りとされています。
【ほかの選択肢】
(1) 過冷却水滴を含む雲の中の飛行で、吸気口の前縁などに着氷するしくみは翼と同じです 正しい
(2) 気温が10℃以下(とくに氷点に近いとき)で相対湿度が高ければ、吸気系統内の温度低下で着氷する可能性は十分にあります 正しい
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(3) 地上滑走中や離陸中は空気取入系統内の圧力が下がるため空気の温度も下がり、0℃以下になれば着氷が起こります 正しい
【注意】
外気温が0℃を上回るときでも、湿度が高ければエンジンの防氷装置が必要になることがあります。運用の条件は機種ごとの規程に従います。
出典:令和元年7月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問12(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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