タービン・エンジンの異常状態に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学 第14問

タービン・エンジンの異常状態に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)排気ガス温度の異常上昇は、エンジン始動時および離陸推力使用時に多く発生する。(b)オーバー・スピードが発生すると、特にタービン回転部品に熱応力に加えて大きな遠心応力が働き、クリープなどを促進する。(c)滑油系統の警報が出た場合、または滑油容量が極度に低下した場合は、エンジン出力を直ちにアイドルに下げるが、エンジン内の潤滑のため停止してはならない。(d)フレーム・アウトはエンジン・ストール、燃料制御系統またはセンサなどの故障による燃料の欠乏、悪天候や乱気流などの気象条件が原因で発生する場合が多い。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(d)の三つです。 (a)正しい。排気ガス温度(EGT)の異常上昇は、燃料が多く空気が少ない状態になりやすいエンジン始動時(ホット・スタート)と、温度が最も高くなる離陸推力の使用時に多く起こります。(b)正しい。オーバー・スピードでは、タービンなどの回転部品に、熱応力に加えて大きな遠心応力がかかり、クリープ(高温で応力が続くと少しずつ伸びる現象)などを進めます。(c)誤り。滑油系統の警報が出たり、滑油量が極度に減ったりした場合は、潤滑が十分でないまま回し続けるとベアリングなどが焼き付き、大きな損傷や火災につながるおそれがあります。規程の手順に従って推力を下げ、必要ならエンジンを停止します。「潤滑のため停止してはならない」は逆です。(d)正しい。フレーム・アウトは、エンジン・ストール、燃料制御系統やセンサの故障による燃料の不足、豪雨・着氷・乱気流などの気象条件が原因で起こることが多いとされます。
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【異常の主な原因】 EGTの上昇 始動時・離陸推力時、ストール オーバー・スピード 燃料制御の故障など。遠心応力が大きい フレーム・アウト 燃料の不足、空気流の乱れ、悪天候

出典:令和元年7月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問14(国土交通省 公表)出典元ページ

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