高速飛行において臨界マッハ数(Mcr)を大きくする方法(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中…

航空工学 第2問

高速飛行において臨界マッハ数(Mcr)を大きくする方法(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)翼厚比を小さくする。(b)前縁半径を小さくする。(c)翼に後退角をつける。(d)最大翼厚位置を後方(前縁から40~45%程度)に置く。

正答 (4)
正答は (4)。(a)〜(d)の四つとも正しい記述です。 臨界マッハ数(Mcr)は、翼の上面のどこかで流れが初めて音速に達するときの飛行マッハ数です。上面の流れが局所的に速くなりすぎないようにすれば、Mcrは大きくなります。 (a)正しい。翼厚比を小さく(薄く)すると、上面での増速が小さくなります。(b)正しい。前縁半径を小さくすると、前縁付近での急な増速を抑えられます。(c)正しい。後退角をつけると、翼に直角な方向の速度成分が小さくなり(飛行速度×cos後退角)、Mcrが大きくなります。(d)正しい。最大翼厚の位置を後方(前縁から40〜45%程度)に置くと、上面の流速の最大が小さく、後ろに寄るので、衝撃波ができにくくなります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【まとめ】 臨界マッハ数を上げる翼は「薄く、前縁がとがり、最大翼厚が後ろ、後退角付き」です。似た問題では「最大翼厚を前方(10〜15%)に置く」とした誤りの記述が出ます。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問2(国土交通省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

この問題はほかの試験・回でも出ています

「航空工学」のほかの問題

  1. 令和元年11月期 第12問アンチスキッド制御装置が持つ機能(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~
  2. 令和2年9月期 第7問離陸速度124kt、無風時の離陸距離2,800ftとなる航空機が、5ktの向かい風を受け
  3. 令和3年5月期 第3問高速機の主翼に関する説明(a)~(d)のうち正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中
  4. 令和3年11月期 第20問総重量132,000lb、重心位置が基準線後方600inにある飛行機で、搭載している50
  5. 令和5年5月期 第19問離陸速度136kt、5ktの向かい風時の離陸距離3,340ftとなる航空機が、10ktの
  6. 令和元年5月期 第3問高速機の主翼に関する説明で正しいものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク