航空機を操縦している時の耳閉塞について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第13問

航空機を操縦している時の耳閉塞について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)航空機の上昇に伴ってキャビン内の気圧は減少するが、中耳内で膨脹した空気は耳管(欧氏管)を押し開いて鼻孔から外気に逃げ出し、中耳内の圧力と外気の圧力とが等しくなるような調整機能を人間の体は有している。(b)航空機の降下中は、耳管(欧氏管)を通じて空気が中耳内に自然には入りにくいことがあるので、パイロットはある時間毎に唾をのみ込んだりあくびをしたりして自分で耳管を開いて中耳内外の気圧を等しくしてやらなければならない。(c)風邪やのどの痛みあるいは鼻アレルギーの状態にあると耳管(欧氏管)の周りが充血して通気が困難になり、その結果中耳と外気の気圧差が増大する。これがいわゆる耳閉塞現象であることから経口の充血低減薬によって防止するのが望ましい。(d)症状が悪化しても飛行中または着陸後に鼓膜が破れることはない。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(b)の二つです。 (a)正しい。上昇中は外の気圧が下がり、中耳の空気が膨らんで耳管(欧氏管)を押し開き、鼻の奥へ抜けるので、内外の気圧は自然に等しくなります。(b)正しい。降下中は外の空気が耳管を通って中耳に入りにくいので、つばを飲み込む、あくびをするなどで耳管を開いてやる必要があります。(c)誤り。前半の耳閉塞の説明は正しいのですが、「経口の充血低減薬で防止するのが望ましい」は誤りです。薬には眠気などの副作用があり、効き目が切れると症状が強く出ることもあります。風邪や鼻炎のときは乗務を控えるのが基本です。(d)誤り。症状が悪化すると、強い痛みのほか、鼓膜が破れる(破裂する)ことがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【降下中に起こりやすい理由】 耳管は、中耳から鼻へ空気を出すのは容易でも、外から中耳へ入れるのは難しい構造です。そのため耳の障害は降下中に起こりやすくなります。

出典:令和4年11月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 空中航法 問13(国土交通省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

この問題はほかの試験・回でも出ています

「空中航法」のほかの問題

  1. 平成31年3月期 第13問滑走路中心線灯及び高光度式滑走路灯について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか
  2. 令和元年11月期 第22問B VORからC VORまでのMHはどれか。
  3. 令和2年11月期 第11問滑走路中心線灯及び高光度式滑走路灯について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか
  4. 令和3年7月期 第5問日本時間の09時30分に航空機がA空港をTC:125度で出発し、1,096nm先のB空港
  5. 令和4年5月期 第1問横風制限値が20ktである航空機が、RWY36(磁方位001°)に着陸する際に、タワーか
  6. 令和5年3月期 第17問RJYY空港までの予定消費燃料の量に、最も近いのはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク