飛行中の過呼吸(ハイパーベンチレーション)について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から…
空中航法 第13問
飛行中の過呼吸(ハイパーベンチレーション)について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)過呼吸は飛行中緊迫した状況に遭遇したときに無意識に起きる心身の状態である。(b)過呼吸と低酸素症(ハイポキシァ)とは初期の兆候がよく似ているが両者は同時に発生することはない。(c)過呼吸は体内から必要以上に酸素を排出してしまうため、 パイロットは頭がふらふらしたり、息苦しくなったり、眠くなったり、激しい耳鳴りや悪寒の症状を起こし、 そのために身体はさらに過呼吸を増幅させる結果をきたす。環境適応能力と方向感覚の喪失および筋肉けいれんの痛みなどによって、ついにはパイロットのすべての能力が失われ、 やがて人事不省となることもある。(d)過呼吸の兆候が現れたら、 呼吸の速さと深さを自分で意識的に調節してゆけば通常は2~3分で治まる。鼻から息を吸い込み、唇を強めに締めて口からできるだけ時間をかけて吐き出す腹式呼吸を行うとよい。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(d)の二つです。
(a)正しい。過呼吸は、緊張や不安が強い場面で、本人が気づかないうちに呼吸が速く深くなって起こります。(b)誤り。過呼吸と低酸素症は初期の症状がよく似ているうえ、同時に起こることもあります。症状だけで区別できないときは、まず低酸素症を疑って酸素を使います。(c)誤り。過呼吸で必要以上に体外へ出てしまうのは「二酸化炭素」です。血液の二酸化炭素が減ってアルカリ性に傾き、めまい、しびれ、筋肉のけいれんなどが起こります。「酸素」ではありません。(d)正しい。呼吸の速さと深さを意識して整えれば、通常は2〜3分で治まります。ゆっくり吐く呼吸が効果的です。
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【見分け方】
過呼吸 二酸化炭素が減る。緊張が引き金。呼吸を整えると治る
低酸素症 酸素が足りない。高度が引き金。酸素の吸入が要る
どちらか迷うときは、高高度ではまず酸素を確保します。
出典:令和5年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 空中航法 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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