医薬品の不適正な使用と有害事象に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第7問
医薬品の不適正な使用と有害事象に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 医薬品の不適正な使用は、概ね、使用する人の誤解や認識不足に起因するものと、医薬品を本来の目的以外の意図で使用するものに大別することができる。b 小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用する場合には、有害事象につながる危険性が高い。c 一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあるが、一般用医薬品による薬物依存は一度形成されても、容易に離脱することができる。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤
- (2)a: 誤 b: 正 c: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤
- (5)a: 正 b: 誤 c: 正
正答 (4)
正答は (4)。(a)(b)が正しく、(c)が誤りです。
【(a)正しい ―― 不適正使用の二分類】
医薬品の不適正な使用は、おおむね次の二つに分けて整理されます。
誤解や認識不足によるもの …… 用法用量の理解不足、思い込みによる過量服用など
本来の目的以外の意図によるもの …… 快感を得る目的での使用、乱用など
前者は情報提供で防げますが、後者は購入者の意図そのものが問題ですから、販売時の対応の仕方が変わってきます。この分け方は実務でも役に立つ視点です。
【(b)正しい ―― 「大人用を半分」は危険です】
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小児への使用を避けるべき医薬品を、「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるのは、有害事象につながる危険性が高い行為です。小児は単に体が小さいだけではなく、肝臓や腎臓の機能が未発達で、血液脳関門も未発達ですから、量を減らせば済むという話ではありません。問9の内容と合わせて理解しておいてください。
【(c)が誤り ―― 依存からの離脱は容易ではありません】
一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含むものがあります。そして、いったん薬物依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではありません。「容易に離脱できる」という部分が誤りです。
【注意したい成分】
依存性の観点から、次の成分を含む製品は販売時の確認が特に重要です。
コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩 …… 鎮咳成分
ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素 …… 鎮静成分
プソイドエフェドリン塩酸塩 …… 鼻づまりを緩和する成分
同じ人が短期間に何度も購入しようとする場合には、その理由を確認することが求められます。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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