眼球に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第27問
眼球に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 角膜や水晶体には血液によって栄養分や酸素が供給されている。b 角膜と水晶体の間は、組織液で満たされ、眼圧を生じさせている。c 水晶体から網膜までの眼球内は房水で満たされている。d 水晶体は近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
- (1)(a,b)
- (2)(a,d)
- (3)(b,c)
- (4)(b,d)
- (5)(c,d)
正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)の2つです。
【(a)が誤り ―― 角膜と水晶体に血管はありません】
角膜と水晶体には血管が通っていません。そのため、これらの組織は房水によって栄養分や酸素の供給を受けています。透明でなければ光を通せないので血管を持てない、と理由づけて覚えると忘れにくくなります。
【(b)正しい ―― 房水と眼圧】
角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼圧を生じさせています。房水の産生と排出のバランスが崩れて眼圧が高くなった状態が緑内障です。抗コリン作用を持つ成分で症状が悪化するため、第3章では「緑内障の診断を受けた人は、使用する前に医師等に相談すること」(使用上の注意の「相談すること」)の根拠として繰り返し出てきます。
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【(c)が誤り ―― 水晶体の後ろは硝子体です】
水晶体から網膜までの眼球内は、硝子体という透明なゼリー状の組織で満たされています。房水があるのは角膜と水晶体の間まで、と位置で区切ってください。
【(d)正しい ―― 水晶体の厚みの変化】
水晶体は、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。この調節は毛様体の収縮と弛緩によって行われます。
近くを見る …… 毛様体が収縮 → 水晶体が丸く厚くなる
遠くを見る …… 毛様体が弛緩 → 水晶体が扁平になる
毛様体の動きと水晶体の形が逆になる点が紛らわしいところです。「毛様体が縮むと、引っ張る力が抜けて水晶体は膨らむ」と仕組みで理解しておくと迷いません。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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