痔及び痔疾用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第86問

痔及び痔疾用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 一般用医薬品は、肛門部又は直腸内に適用する外用薬のみとなっている。b 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。c 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を外痔核と呼ぶ。d 痔瘻は、体力低下等により抵抗力が弱まっているときに起こりやすい。

正答 (3)
正答は (3)。(b)(d)が正しく、(a)(c)が誤りです。 【(a)が誤り ―― 内服薬もあります】 一般用医薬品の痔疾用薬には、肛門部または直腸内に適用する外用痔疾用薬のほかに、内服して使用する内用痔疾用薬もあります。内用痔疾用薬には、乙字湯、芎帰膠艾湯などの漢方処方製剤や、カイカ、カイカクといった生薬、ビタミンEなどが配合されます。「外用薬のみ」という記述が誤りです。 【(b)正しい ―― 痔は生活習慣病です】 痔は、肛門部に過度の負担をかけることや、ストレス等により生じる生活習慣病です。長時間座る、便秘、妊娠、飲酒などが要因となります。そのため、対処には軽い運動、食物繊維の摂取、入浴による血行改善といった生活習慣の見直しが欠かせません。
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【(c)が誤り ―― 内痔核と外痔核が逆です】 歯状線を境に、次のように分かれます。 内痔核 …… 歯状線より上部の直腸粘膜にできた痔核。 直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、自覚症状が少なく、出血や患部の脱出で気づくことが多い 外痔核 …… 歯状線より下部の肛門側にできた痔核。 皮膚には知覚神経があるため、激しい痛みを生じる 痛みの有無で区別できる、という理屈から覚えると忘れません。 【(d)正しい ―― 痔瘻】 痔瘻は、肛門内部の小さなくぼみ(肛門腺窩)に糞便等が入り込み、細菌感染が起きて炎症・化膿を生じた状態です。体力低下等により抵抗力が弱まっているときに起こりやすくなります。肛門周囲に赤み、腫れ、激しい痛み、発熱を生じます。 【裂肛(切れ痔)】 もう一つの痔の型として、裂肛があります。便秘等により硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門に流入する際に、肛門が切れたり裂けたりした状態です。一般に、激痛を生じますが、出血は少量です。

出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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