尿糖・尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第100問

尿糖・尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 検査結果に影響を与える要因として、採尿のタイミングがあり、原則として、尿糖検査は食直前の尿を、尿タンパクの検査は早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。b 尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿等のように高血糖を伴わない場合もある。c 採尿は、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物を含めて検査するため、出始めの尿を採取する。d 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)だけです。 【(a)が誤り ―― 尿糖は「食後1から2時間」です】 採尿のタイミングは次のとおりです。 尿糖検査 …… 原則として食後1から2時間の尿を検体とする 尿タンパク検査 …… 原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、激しい運動の直後は避ける 尿糖・尿タンパクの同時検査 …… 早朝尿を検体とし、尿糖が検出された場合には、食後の尿について改めて検査する 設問は尿糖について「食直前」としている点が誤りです。食前では血糖が上がっていないため、検査の意味がありません。
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【(b)正しい ―― 腎性糖尿】 尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結び付けて捉えられることが多いのですが、腎性糖尿等のように、高血糖を伴わない場合もあります。逆に、尿タンパクについては、腎臓機能障害によるもの(腎炎やネフローゼ等)と、尿路に異常が生じたことによるもの(尿路感染症、尿路結石、膀胱炎等)があります。 【(c)が誤り ―― 「中間尿」を採取します】 採尿は、出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿を採取して検査することが望ましいとされています。設問は「出始めの尿を採取する」としており、理由も結論も逆になっています。 【(d)が誤り ―― 通常の尿は「弱酸性」です】 通常、尿は弱酸性ですが、食事その他の影響で中性から弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがあります。設問は「弱アルカリ性」「中性から弱酸性に傾く」と二か所とも逆に書かれています。 【その他の留意点】 採尿後は、なるべく速やかに検査する …… 放置すると、雑菌の繁殖等により尿中の成分が変化するおそれがある 検出する部分を長く尿に浸しすぎない …… 検出成分が溶け出してしまい、正確な検査結果が得られなくなることがある 医薬品の影響 …… 検査結果に影響を与える成分を含むものがあるため、医師や薬剤師に相談するよう説明する 【検査結果の受け止め方】 尿糖・尿タンパク検査薬は、尿中の糖やタンパク質の有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに疾病の有無や種類を判断することはできません。陽性であれば、速やかに医師の診断を受けるよう勧めてください。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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