耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第27問

耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 外耳は側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。b 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管、蝸牛からなる。c 前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。d 乗物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているとき反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。

正答 (2)
正答は (2)。(a)(c)(d)が正しく、(b)が誤りです。 【(a)正しい ―― 外耳】 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなります。 【(b)が誤り ―― 蝸牛は「内耳」です】 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなります。蝸牛は内耳の器官ですので、中耳の構成要素に入れてあるのが誤りです。 外耳 …… 耳介、外耳道 中耳 …… 鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管 内耳 …… 蝸牛(聴覚)、前庭(平衡感覚) 三つに分けて、それぞれの構成要素を覚えてください。
解説の続きをみる続きを閉じる
【耳管についての補足】 鼓室の内部の空気は、耳管を介して咽頭と通じています。小さな子供では、耳管が太く短く、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入して感染が起こりやすくなっています。 【(c)正しい ―― 前庭の二つの部分】 前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられます。この二つは入れ替えて出題されることが多いので、「石が転がるから、まっすぐな加速度=耳石器官」「輪になっているから、回転=半規管」と形で結び付けて覚えてください。 【蝸牛について】 蝸牛は渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされ、音の振動が有毛細胞の小突起を揺らして聴神経に伝わります。前庭の内部もリンパ液で満たされています。 【(d)正しい ―― 乗物酔い】 乗物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているときに反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調です。内耳の前庭が関わることから、乗物酔い防止薬に内耳に作用する成分(ジフェニドール塩酸塩等)が配合される理由が理解できます。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛媛県の見解ではありません。内容について、愛媛県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「人体の働きと医薬品」のほかの問題

  1. 令和5年度 第27問鼻及び耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  2. 令和5年度 第40問皮膚に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  3. 令和6年度 第33問医薬品の剤形に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  4. 令和7年度 第26問泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  5. 令和7年度 第39問薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  6. 令和3年度 第32問効果器と交感神経系による作動の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク