筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第30問
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 筋組織は筋細胞(筋線維)と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。b 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。c 心筋は、筋線維に横縞模様がある不随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。d 随意筋は体性神経系で支配されるのに対して、不随意筋は自律神経系に支配されている。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。(a)(c)(d)が正しく、(b)が誤りです。
【(a)正しい ―― 腱には伸縮性がありません】
筋組織は筋細胞(筋線維)と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできています。そのため、伸縮性はあまりありません。腱は筋肉を骨に結び付ける役割を担っています。
【(b)が誤り ―― 横紋筋なのは骨格筋と心筋です】
筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるため横紋筋とも呼ばれるのは、骨格筋と心筋です。平滑筋には横紋がありません。
【三つの筋組織を表で覚えます】
骨格筋 …… 横紋あり。随意筋。体性神経系(運動神経)が支配。
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収縮力が強いが疲労しやすい。
関節を動かす。自分の意識どおりに動かせる
平滑筋 …… 横紋なし。不随意筋。自律神経系が支配。
消化管壁、血管壁、膀胱等に分布。
比較的弱い力で持続的に収縮する
心筋 …… 横紋あり。不随意筋。自律神経系が支配。
心臓壁にのみ存在し、強い収縮力と持久力を兼ね備える
【(c)正しい ―― 心筋は例外です】
心筋は、筋線維に横縞模様がある不随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えています。三つの筋組織のうち、心筋だけが「横紋筋なのに不随意筋」という例外で、ここが最も問われる箇所です。
【(d)正しい ―― 神経系による支配】
随意筋は体性神経系で支配されるのに対して、不随意筋は自律神経系に支配されています。意識して動かせるかどうかが、どちらの神経に支配されているかで決まる、という対応関係です。
【関連する用語】
骨格筋の疲労は、グリコーゲンの代謝によって生成する乳酸が蓄積し、筋組織の収縮性が低下する現象です。また、グリコーゲンの代謝に必要な酸素や栄養分の供給が十分に行われないことも疲労の原因になります。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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