中枢神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第31問

中枢神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。b 小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。c 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。d 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えており、末梢からの刺激に対して常に脳を介して刺激を返している。

正答 (3)
正答は (3)。(a)(b)(c)が正しく、(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― 脳が使う量の数字】 脳における各種の数値は、そのまま問われます。 血液の循環量 …… 心拍出量の約15パーセント 酸素の消費量 …… 全身の約20パーセント ブドウ糖の消費量 …… 全身の約25パーセント 脳の重量は体重の約2パーセント程度であるにもかかわらず、これだけの資源を使っている点が特徴です。「15、20、25」という並びで覚えてください。 【(b)正しい ―― 小児の血液脳関門】 脳の毛細血管は、中枢神経の間を連結する組織が物質の透過に関する選択性が高く、血液脳関門と呼ばれる仕組みを作っています。小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすいとされています。
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【(c)正しい ―― 延髄の中枢】 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等があります。延髄は、脊髄と脳をつなぐ部位で、複雑な機能の中枢が存在しています。なお、視床下部には、自律神経系や内分泌系、体温などを調節する働きがあります。 延髄 …… 心臓中枢、呼吸中枢、咳嗽中枢、嘔吐中枢 視床下部 …… 自律神経系、ホルモン分泌、体温の調節 咳止めや乗物酔い防止薬の説明に「延髄の咳嗽中枢」「延髄の嘔吐中枢」が出てきますので、ここでつなげておいてください。 【(d)が誤り ―― 脊髄反射があります】 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えていますが、末梢からの刺激の一部に対しては、脳を介さずに刺激を返します。これを脊髄反射といいます。熱いものに触れたときに、「熱い」と感じるより先に手を引っ込めるのがその例です。「常に脳を介して」という限定が誤りです。 【中枢神経系の構成】 中枢神経系は、脳と脊髄から構成されます。脊髄は脊椎の中にあります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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