医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第36問

医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 肝機能障害には、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものがある。b 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。c 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。d 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。

正答 (5)
正答は (5)。(a)(b)(c)(d)すべて正しい記述です。 【(a)肝機能障害の二つの型】 医薬品により生じる肝機能障害は、次の二つに大別されます。 中毒性のもの …… 医薬品の成分、またはその代謝産物の直接的な肝毒性が原因で起きる アレルギー性のもの …… 有効成分に対する 抗原抗体反応が原因で起きる (a)は後者の説明であり、正しい記述です。アレルギー性のものは、用量とは関係なく起こり得るという点が特徴です。 【(b)自覚症状のないことが多い】 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多いとされています。問5で扱った「副作用は容易に自覚できるものばかりではない」という話の具体例です。
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【肝機能障害の主な症状】 症状が現れる場合には、次のものがみられます。 全身の倦怠感、食欲不振 発熱、吐きけ、嘔吐 皮膚や白眼の黄染(黄疸) 皮膚の掻痒感 褐色尿 【(c)黄疸の仕組み】 黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態です。また、過剰なビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなる(褐色尿)こともあります。 【(d)疑われたら中止して受診】 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要です。漫然と使用を継続していると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもあります。 【肝機能障害を起こしやすい成分】 アセトアミノフェン …… 特にアルコールとの併用や過量服用で起こりやすい 小柴胡湯、その他の漢方処方製剤 …… 間質性肺炎と併せて注意 イブプロフェン …… 肝臓病の診断を受けた人は相談すること メキタジン …… ショック、血小板減少と併せて覚える

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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