皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第40問

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 接触皮膚炎は、原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間が様々である。b 接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる。c 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。d 薬疹は、外用薬によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいい、内服薬では起こらない。

正答 (4)
正答は (4)。(a)(b)(c)が正しく、(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― 発症までの時間はさまざま】 接触皮膚炎は、原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間がさまざまです。その医薬品に接触した人のすべてに現れるものではなく、その人の体質によって起こるものです。 【(b)正しい ―― 接触部位に限られます】 接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。いわゆる「肌に合わない」という状態です。原因となる医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まります。
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【接触皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の違い】 接触皮膚炎 …… 触れた部分のみ。境界が明瞭 アレルギー性皮膚炎 …… 触れていない部分にも広がる この対比は繰り返し問われます。 【(c)正しい ―― 光線過敏症】 光線過敏症は、太陽光線(紫外線)に曝されて起こる皮膚炎で、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合があります。発症した場合には、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して(白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがあるので不可)、速やかに医師の診療を受ける必要があります。なお、貼付剤の場合は剥がした後もしばらく注意が必要です。ケトプロフェンでは、剥がした後も4週間程度は紫外線に当てないこととされています。 【(d)が誤り ―― 内服薬でも起こります】 薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性があり、内服薬でも外用薬でも起こります。「外用薬によって引き起こされ、内服薬では起こらない」という限定が誤りです。 【薬疹についての補足】 薬疹は、医薬品の使用後1から2週間で起こることが多いのですが、長期使用後に現れることもあります。また、同じ医薬品でも、使用する人の体質によって現れる発疹の型は異なります。特に、発熱を伴う場合や、発疹・発赤が全身に広がる場合、かゆみの強い場合、目や口腔粘膜に異常がみられる場合には、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死融解症などの重篤な病態への進行を疑い、直ちに医師の診療を受ける必要があります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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