肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第96問
肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
- (2)防風通聖散は、体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
- (3)大柴胡湯は、体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。
- (4)構成生薬として防已黄耆湯と防風通聖散にはカンゾウが含まれ、防風通聖散と大柴胡湯にはマオウが含まれている。
正答 (4)
正答は (4)。誤っているのはこれです。
【(4) 誤り ―― 大柴胡湯はマオウを含みません】
防已黄耆湯は構成生薬としてカンゾウを含み、防風通聖散は構成生薬としてカンゾウ、マオウ、ダイオウを含みます。ここまでは正しいのですが、大柴胡湯の構成生薬として手引きに挙げられているのはダイオウで、マオウは含みません。「防風通聖散と大柴胡湯にはマオウ」が誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 正しい。防已黄耆湯の説明です。いわゆる水ぶとりの肥満症に適すとされます。
(2) 正しい。防風通聖散の説明です。体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされます。
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(3) 正しい。大柴胡湯の説明です。体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされます。
【関連】
肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤(防已黄耆湯、防風通聖散、大柴胡湯)は、どのような肥満症にも適すわけではありません。基本的には、糖質や脂質を多く含む食品の過度の摂取を控える、適度な運動を取り入れる等、生活習慣の改善が図られることが重要です。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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