貧血症状及び貧血用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第80問

貧血症状及び貧血用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 体の成長が著しい年長乳児や幼児は、鉄欠乏状態を生じやすく、持続的に鉄が欠乏すると、ヘモグロビンが減少して貧血症状が現れる。b 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあるが、使用を中止する必要のある副作用ではないため、鉄製剤使用前後の便の対比は必要ない。c マンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。d 複数の貧血用薬を併用すると、鉄分の過剰摂取となり、胃腸障害や便秘等の副作用が起こりやすくなる。

正答 (1)
正答は (1)。a 正、b 誤、c 正、d 正 です。 【(a)正しい】 体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏状態を生じやすいとされます。鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみでヘモグロビン量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れませんが、持続的に鉄が欠乏するとヘモグロビンが減少して貧血症状が現れます。 【(b)誤り ―― 服用前の便の状況との対比が必要です】 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではありません。しかし、鉄製剤の服用前から便が黒い場合は、貧血の原因として消化管内で出血している場合もあるため、服用前の便の状況との対比が必要です。
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【(c)正しい】 マンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されている場合があります。 【(d)正しい】 複数の貧血用薬を併用すると、鉄分の過剰摂取となり、胃腸障害や便秘等の副作用が起こりやすくなります。 【関連】 服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされています。

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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