婦人薬の代表的な配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第43問
婦人薬の代表的な配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 鎮痛・鎮痙の作用を期待して、シャクヤク、ボタンピが配合されている場合がある。b エチニルエストラジオールは、長期連用することにより、血栓症を生じるおそれがある。c 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、サフランが配合されている場合がある。d センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
正答 (3)
正答は (3)。(a)(b)(c)(d)のすべてが正しい記述です。
【(a)正しい ―― シャクヤクとボタンピ】
シャクヤク(芍薬)はボタン科のシャクヤクの根を、ボタンピ(牡丹皮)はボタン科のボタンの根皮を基原とする生薬で、いずれも鎮痛・鎮痙の作用、および鎮静作用を期待して配合されます。月経痛など、婦人薬で対象となる痛みに対応する成分です。
【(b)正しい ―― エチニルエストラジオールと血栓症】
エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモン成分です。婦人薬では、膣粘膜または外陰部に適用される製品において、適用部位から吸収されて循環血液中に移行することが知られています。
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注意すべき点
妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避ける。
胎児が女性の場合に、生殖器の異常を生じるおそれが指摘されている
長期連用により、血栓症を生じるおそれがあり、
また乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もある
授乳中の人も使用を避ける
「長期連用」と「血栓症」は対で出題されますので、確実に押さえてください。
【(c)正しい ―― サフランとコウブシ】
サフランは、アヤメ科のサフランの柱頭を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して用いられます。同じ目的で用いられる生薬にコウブシ(カヤツリグサ科のハマスゲの根茎)があります。サフランは、生薬として単独で煎じて服用する製品もあります。
【(d)正しい ―― センキュウの作用】
センキュウ(川芎)は、セリ科のセンキュウの根茎を通例湯通ししたものを基原とする生薬で、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられます。
いわゆる「当帰、川芎、地黄」の三種は、婦人薬の中心となる生薬です
トウキ …… セリ科のトウキ等の根を通例湯通ししたもの。
血行改善、血色不良・冷えの緩和、強壮、鎮静、鎮痛
センキュウ …… 同上の作用
ジオウ …… ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根。
血行改善、強壮、鎮静、鎮痛
この三つは作用の記述がほぼ同じですので、「基原となる植物と使用部位」で区別できるようにしておくと安心です。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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