次の表は、ある医薬品の外箱側面に記載されている内容の一部である。…
薬事に関する法規と制度 第85問
次の表は、ある医薬品の外箱側面に記載されている内容の一部である。成分分量 [2錠中]イブプロフェン 144mgエテンザミド 84mgブロモバレリル尿素 200mg無水カフェイン 50mg内容量 84錠用法・用量 次の量をなるべく空腹時をさけて水又はぬるま湯で服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。[年齢:1回量:服用回数]15歳以上:2錠:1日3回まで15歳未満:服用しないことリスク区分 第②類医薬品次のうち、この医薬品の取扱いに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 購入希望者が若年者であったが、15歳以上の用法・用量が定められていることから、氏名及び年齢を確認せずに販売した。b 前回購入日から7日間後に、同一人物から再度購入希望があり、そのまま販売した。c 当該医薬品の使用について、薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を店舗に見やすく掲示した。d 当該医薬品の陳列設備が情報提供を行うための設備から8メートル離れていたため、陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者が侵入できないよう措置を講じた。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。(c)(d)が正しく、(a)(b)が誤りです。
【この製品の性質をまず確認する】
成分にイブプロフェン、エテンザミド、ブロモバレリル尿素、無水カフェインが配合されています。このうちブロモバレリル尿素は、濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品の成分に当たります。また、リスク区分は指定第二類医薬品です。この二点から、販売時に特別な対応が必要になります。
濫用等のおそれのある医薬品の成分
エフェドリン
コデイン(鎮咳去痰薬に限る)
ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る)
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ブロモバレリル尿素
プソイドエフェドリン
メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る)
【(a)が誤り ―― 若年者には氏名と年齢の確認が必要】
濫用等のおそれのある医薬品を販売する際、購入者が若年者である場合には、その氏名および年齢を確認しなければなりません。用法・用量に「15歳以上」と定められていることは、この確認義務を免除する理由になりません。「確認せずに販売した」という対応が誤りです。
販売時に確認すべき事項
購入者が若年者である場合、その氏名および年齢
購入者および使用者の他の薬局開設者等からの
当該医薬品および同種の医薬品の購入等の状況
購入者が、適正な使用のために必要と認められる数量を超えて
購入しようとする場合は、その理由
その他、適正な使用を目的とする購入等であることを
確認するために必要な事項
【(b)が誤り ―― 7日後の再購入をそのまま売ってはいけません】
この製品は内容量84錠、用法は1回2錠を1日3回までですから、1日最大6錠、14日分に相当します。前回購入から7日後に同一人物から再度購入の希望があった場合、まだ手元に残っている可能性が高く、適正な使用のために必要と認められる数量を超えているおそれがあります。その場合には理由を確認しなければならず、「そのまま販売した」という対応は適切ではありません。濫用等のおそれのある医薬品は、原則として一人一包装単位での販売とされている点も押さえてください。
【(c)正しい ―― 指定第二類医薬品の掲示】
指定第二類医薬品を販売する店舗では、当該医薬品の使用について、薬剤師または登録販売者に相談することを勧める旨を、店舗に見やすく掲示しなければなりません。本肢の対応は適切です。
【(d)正しい ―― 指定第二類医薬品の陳列】
指定第二類医薬品は、次のいずれかの方法で陳列しなければなりません。
情報提供を行うための設備から7メートル以内の範囲に陳列する
かぎをかけた陳列設備に陳列する
陳列設備から1.2メートルの範囲に、
医薬品を購入しようとする者等が進入できないよう措置を講じている場合
本肢では、陳列設備が情報提供の設備から8メートル離れていたため一つめの条件を満たしませんが、1.2メートルの範囲に進入できない措置を講じているので、三つめの条件により適法となります。「7メートル」と「1.2メートル」という二つの数値は、確実に覚えてください。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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