一般用医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第11問

一般用医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 生活習慣病等の慢性疾患では、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化することはない。b 医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医師や薬局の薬剤師等に伝えるよう購入者等に説明することが重要である。c 医療機関での治療を特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある。d 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされている。

正答 (2)
正答は (2)。(b)(c)(d)が正しく、(a)が誤りです。 【(a)が誤り ―― 慢性疾患は悪化し得ます】 生活習慣病等の慢性疾患を持つ人では、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化することがあります。「悪化することはない」という言い切りが誤りです。  悪化を招く組み合わせの例  高血圧の人 → プソイドエフェドリン塩酸塩などの  アドレナリン作動成分で血圧が上昇  糖尿病の人 → 同じくアドレナリン作動成分で血糖値が上昇  心臓病の人 → 心悸亢進を招く  緑内障の人 → 抗コリン成分、抗ヒスタミン成分で眼圧が上昇
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 腎臓病の人 → アルミニウムやマグネシウムを含む成分が体内に貯留 【(b)正しい ―― 医療機関には一般用医薬品の情報も伝える】 医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を、医療機関の医師や薬局の薬剤師等に伝えるよう、購入者等に説明することが重要です。  なぜ重要か  医師は、処方する薬と一般用医薬品との  相互作用や成分の重複を判断する必要がある  購入者は「市販薬は薬のうちに入らない」と考えていることが多く、  自分からは伝えないことが少なくない お薬手帳に一般用医薬品も記載しておくよう勧めると、実践的です。 【(c)正しい ―― 治療中でなくても悪化はあり得ます】 医療機関での治療を特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがあります。  添付文書に「〇〇の症状がある人」という記載があるのは、  診断を受けていなくても症状があれば注意が必要だからです  排尿困難の症状がある人、  むくみの症状がある人などが代表例です 【(d)正しい ―― 副作用の兆候が出たら中止】 一般用医薬品は、通常、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされています。  医療用医薬品との違い  医療用医薬品では、  副作用の徴候が現れても、治療上の必要性から使用を継続する場合がある  一般用医薬品は、そもそも重い症状に用いるものではないため、  中止して受診するという選択がとりやすい 添付文書の「次の症状が現れた場合は直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること」という記載は、この考え方に基づくものです。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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