消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第63問

消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 炭水化物は小腸でラクターゼ等によって単糖類まで分解される。b 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンE等の物質を産生している。c 糞便はS状結腸、直腸に滞留し、直腸に溜まった糞便が下行結腸に送られてくるとその刺激に反応して便意が起こる。d 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われている。

正答 (3)
正答は (3)。(a)(d)が正しく、(b)(c)が誤りです。 【(a)正しい ―― 小腸の酵素で単糖類まで分解されます】 空腸で分泌される腸液に、腸管粘膜上の消化酵素が加わり、消化液として働きます。炭水化物を単糖類(ブドウ糖、ガラクトース、果糖)まで分解するのは、マルターゼ、ラクターゼ等です。半消化されたタンパク質をアミノ酸まで分解するのはエレプシンです。 【(b)が誤り ―― 腸内細菌がつくるのはビタミンKです】 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質を産生しています。ビタミンEではありません。ビタミンKが血液凝固に関わることと結びつけて覚えてください。
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【(c)が誤り ―― 便意は直腸に便が送られてきたときです】 通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっています。S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こります。記述は、直腸と下行結腸の位置関係が逆になっています。 【(d)正しい ―― 輪状のひだと絨毛】 小腸は栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造を持ちます。十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛(柔突起ともいう)に覆われています。絨毛を構成する細胞の表面には、さらに微絨毛が密生して吸収効率を高めています。 【大腸の順序】 盲腸 → 上行結腸 → 横行結腸 → 下行結腸 → S状結腸 → 直腸便がどこに溜まり、どこに送られると便意が起こるかを、この順序で確かめてください。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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