脳や神経系の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第70問
脳や神経系の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 視床下部は、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている。b 脳には血液脳関門が機能しているが、一般に小児では未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しにくい。c 脊髄において、末梢からの刺激の一部に対して脳を介し刺激を返す現象を脊髄反射と呼ぶ。d 神経細胞の細胞体から伸びる細長い突起(軸索)を神経線維という。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
正答 (3)
正答は (3)。(a)(d)が正しく、(b)(c)が誤りです。
【(a)正しい ―― 視床下部の働き】
視床下部は、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位です。
【(b)が誤り ―― 小児では脳に達しやすくなります】
脳の毛細血管は中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能があり、これを血液脳関門といいます。小児では血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすくなります。「達しにくい」が誤りです。小児に医薬品を使う際に注意が必要な理由の一つです。
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【(c)が誤り ―― 脊髄反射は脳を介しません】
脊髄は脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼びます。熱い物に触れて思わず手を引っ込める動きが、その例です。
【(d)正しい ―― 軸索が神経線維】
神経細胞の細胞体から伸びる細長い突起(軸索)を神経線維といいます。神経系はこの神経細胞が連なった網目状の構造をしており、その中枢として機能する部分(脳、脊髄)を中枢神経系、中枢と身体の各部を結ぶ部分を末梢神経系といいます。
【脳について押さえておきたい数値】
脳の重量は体重の約2%ですが、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%とされています。
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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