次の記述は、泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第78問

次の記述は、泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 医薬品の使用中に、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがあるが、これらの症状は、尿閉へ進行することがある。b 膀胱炎様症状では、尿の回数減少、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。c 腎障害では、ほとんど尿が出ない、尿が濁る・赤みを帯びる等の症状が現れる。d 前立腺肥大等の基礎疾患がない人であれば、排尿困難等の副作用が現れることはない。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)と(c)です。 【(a)正しい ―― 排尿困難から尿閉へ】 副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがあります。これが進行すると、尿意があるのに尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部が膨満して激しい痛みを感じるようになります。 【(b)が誤り ―― 膀胱炎様症状では尿の回数が増えます】 膀胱炎様症状では、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れます。「回数減少」が誤りです。
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【(c)正しい ―― 腎障害の症状】 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐、発熱、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)等の症状が現れることがあります。このような症状が現れたときは、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要があります。 【(d)が誤り ―― 基礎疾患がなくても起こります】 排尿困難や尿閉は、前立腺肥大等の基礎疾患がない人でも現れることが知られており、男性に限らず女性においても報告されています。前立腺肥大等の基礎疾患がある人は、特に注意する必要があります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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