副交感神経系が活発になっているときの各効果器とその反応の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第71問

副交感神経系が活発になっているときの各効果器とその反応の関係について、正しいものの組み合わせはどれか。効果器 反応a 腸 ——— 運動亢進b 唾液腺 ——— 唾液分泌抑制c 目 ——— 瞳孔散大d 末梢血管 ——— 拡張

正答 (2)
正答は (2)。副交感神経系が活発なときの反応として正しいのは(a)と(d)です。 【まず全体像をつかむ】 副交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働きます。「食べて、休んで、消化する」状態を思い浮かべると、個々の反応を導けます。 【(a)腸 ―― 運動亢進。正しい】 安息状態では消化を進める必要がありますから、腸の運動は亢進します。交感神経系が活発なときは、逆に運動が低下します。 【(b)唾液腺 ―― 誤り。正しくは唾液分泌亢進】 副交感神経系が活発なときは、唾液分泌が亢進します。食事の場面を思い浮かべれば分かりやすいでしょう。交感神経系が活発なとき(緊張時)は、少量の粘性の高い唾液が分泌され、口が渇いた感じになります。
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【(c)目 ―― 誤り。正しくは瞳孔収縮】 副交感神経系が活発なときは瞳孔が収縮します。瞳孔散大は交感神経系の反応です。抗コリン成分(副交感神経の働きを抑える成分)で散瞳による異常なまぶしさが起こるのは、この裏返しです。 【(d)末梢血管 ―― 拡張。正しい】 副交感神経系が活発なときは、末梢血管が拡張し、血圧が下降します。交感神経系が活発なときは、末梢血管が収縮して血圧が上昇します。 【表でまとめて覚える】  効果器 …… 交感神経系 / 副交感神経系  目 …… 瞳孔散大 / 瞳孔収縮  唾液腺 …… 少量の粘性の高い唾液を分泌 / 唾液分泌亢進  心臓 …… 心拍数増加 / 心拍数減少  末梢血管 …… 収縮(血圧上昇) / 拡張(血圧降下)  気管、気管支 …… 拡張 / 収縮  胃 …… 血管の収縮 / 胃液分泌亢進  腸 …… 運動低下 / 運動亢進  肝臓 …… グリコーゲンの分解 / グリコーゲンの合成  皮膚 …… 立毛筋収縮 / (支配なし)  汗腺 …… 発汗亢進 / (支配なし)  膀胱 …… 排尿筋の弛緩(排尿抑制) / 排尿筋の収縮(排尿促進) 膀胱の反応は、抗コリン成分による排尿困難の副作用につながります。「交感神経が働くと尿は溜める、副交感神経が働くと尿は出す」と覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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