以下の記述は医薬品の主な副作用の症状に関するものである。これらの症状を示す副作用の名称について、正しい組み合わせはどれか…

人体の働きと医薬品 第79問

以下の記述は医薬品の主な副作用の症状に関するものである。これらの症状を示す副作用の名称について、正しい組み合わせはどれか。a 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。b うっ血性心不全は、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などの症状を認める。c 肝機能障害は、軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。d 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、ライエル症候群とも呼ばれる。

正答 (1)
正答は (1)。(a)(b)(c)が正しく、(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― 接触皮膚炎は境界がはっきりしています】 接触皮膚炎は、化学物質や金属等に皮膚が反応して、強い痒みを伴う発疹・発赤、腫れ、刺激感、水疱・ただれ等の激しい炎症症状や、色素沈着、白斑等を生じるものです。医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。 【(b)正しい ―― うっ血性心不全の症状】 うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患です。息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要があります。
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【(c)正しい ―― 軽度の肝障害は自覚症状が乏しい】 軽度の肝障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多いとされています。主な症状は、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等です。 【(d)が誤り ―― これは中毒性表皮壊死融解症の説明です】 38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、ライエル症候群とも呼ばれるのは、中毒性表皮壊死融解症(TEN)です。  皮膚粘膜眼症候群 ……  38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態。  最初に報告をした医師の名前にちなんで、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる  中毒性表皮壊死融解症 ……  「全身の10%以上」「ライエル症候群」が目印 「10%以上」と「ライエル」が出てきたら中毒性表皮壊死融解症、と覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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