医薬品の有効成分の吸収に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。…
人体の働きと医薬品 第73問
医薬品の有効成分の吸収に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)一般に、内服薬の有効成分の消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
- (2)内服薬の有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受ける。
- (3)鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやすい。
- (4)アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。
- (5)坐剤は、内服の場合よりも全身作用が現れるのが遅い。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
【(5) 誤り ―― 坐剤は内服よりも「速やかに」効く】
坐剤は、肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものです。直腸の粘膜下には静脈が豊富に分布して通っており、有効成分は容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れます。「遅い」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 正しい。内服薬の有効成分の消化管からの吸収は、一般に、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象です。内服薬の有効成分は主に小腸で吸収されます。
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 正しい。有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受けます。
(3) 正しい。鼻腔の粘膜に適用する点鼻薬は、鼻腔粘膜の下に毛細血管が豊富なため、成分は循環血液中に移行しやすく、初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがあります。
(4) 正しい。アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがあります。
出典:登録販売者試験 令和5年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
「人体の働きと医薬品」のほかの問題
- 令和7年度 第73問全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和3年度 第66問次の記述は、腎臓及び副腎に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
- 令和3年度 第79問以下の薬の体内での働きに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合
- 令和4年度 第72問医薬品の作用に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- 令和6年度 第65問血液の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 令和6年度 第78問消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
スポンサーリンク

