医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第69問

医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。b 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する医薬品の有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。c 腎機能が低下した人では、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用が生じやすくなったりする。d 医薬品の有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、肺から呼気中へ排出されることはない。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)と(c)です。 【(a)が誤り ―― 経由するのは門脈】 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行し、全身循環に入る前に門脈という血管を経由して肝臓を通過します。リンパ管ではありません。 【(b)正しい ―― 肝初回通過効果】 吸収された有効成分は、まず肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受けるため、全身循環に移行する有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなります。これを肝初回通過効果といいます。
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【(c)正しい ―― 腎機能の低下】 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくくなります。そのため、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりします。 【(d)が誤り ―― 呼気中への排出もある】 有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、又は肺から呼気中へ排出されます。汗中や母乳中に移行するものもあります。

出典:登録販売者試験 令和7年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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