医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第7問
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 医薬品の副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものはあるが、日常生活に支障を来すような健康被害を生じる重大なものはない。b 医薬品が人体に及ぼす作用は、すべては解明されていないため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。c 一般用医薬品の場合は、通常、重大な副作用を回避することよりも、使用を中断することによる不利益を回避することが優先される。d 医薬品の副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れ、容易に異変を自覚できるものばかりである。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (3)
正答は (3)。(a)誤、(b)正、(c)誤、(d)誤です。
【(a)が誤り ―― 重大な副作用もある】
医薬品の副作用には、眠気や口渇等の比較的よく見られるものもあれば、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものもあります。
「重大なものはない」という記述は誤りです。ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、肝機能障害、間質性肺炎など、命に関わる副作用が現実に報告されています。
一般用医薬品であっても、重篤な副作用が起こり得るという認識をもっておく必要があります。
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【(b)正しい ―― 適正に使っても副作用は起こる】
医薬品が人体に及ぼす作用は、そのすべてが解明されているわけではありません。そのため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがあります。
だからこそ、副作用の定義も「通常用いられる量で発現する」となっているのです。適正使用は副作用のリスクを下げますが、ゼロにはできません。
【(c)が誤り ―― 一般用医薬品では副作用回避が優先】
一般用医薬品の場合は、通常、使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先されます。
設問は、この優先順位を逆に述べているため誤りです。
医療用医薬品では、使用を中断することによる不利益のほうが大きいために、副作用があっても慎重に使用を継続する場面があります。しかし一般用医薬品は、そもそも軽度な症状の改善などを目的とするもので、無理をしてまで使い続ける理由がありません。まず使用を中止し、必要なら受診を勧めるのが原則です。
【(d)が誤り ―― 自覚しにくい副作用がある】
副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れるとは限りません。血液や内臓機能への影響等のように、明確な自覚症状として現れないこともあります。
そのため、継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう促すことが重要とされています。定期的な検査で初めて分かる副作用がある、ということです。
【副作用が疑われるときの対応】
副作用が疑われる場合には、次のように対応します。
一般用医薬品の使用を中止する
必要に応じて医師や薬剤師に相談するよう勧める
場合によっては医療機関を受診するよう勧奨する
副作用の発生の経過を聴いて、以後の医薬品選択に活かす
とくに、一度副作用を起こした医薬品は、再び使用しないという点は必ず伝えてください。
出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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