消化酵素又はその関連物質と、その説明について、誤っているものを一つ選べ。…

人体の働きと医薬品 第61問

消化酵素又はその関連物質と、その説明について、誤っているものを一つ選べ。

正答 (5)
正答は (5)。誤っているのは選択肢5です。 【選択肢5が誤り ―― マルターゼは小腸にある】 マルターゼは、小腸の腸管粘膜にある消化酵素で、麦芽糖(マルトース)をブドウ糖に分解します。食道から分泌されるものではありません。 そもそも、食道には消化液の分泌腺はありません。食道は、喉(咽頭)と胃をつなぐ、直径1センチメートルから2センチメートルの管状の器官で、食物を胃に送り込むための通り道です。 「食道からは何も分泌されない」と覚えておけば、この設問は一瞬で解けます。 【選択肢1は正しい ―― トリプシノーゲン】
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トリプシノーゲンは、膵臓から分泌されます。 膵臓から分泌された段階では働かない形(前駆体)であり、小腸に入って活性化され、トリプシンとなってタンパク質を分解します。 なぜ前駆体で分泌されるかというと、膵臓自身が消化されてしまわないようにするためです。 【選択肢2は正しい ―― エレプシン】 エレプシンは、小腸の腸管粘膜上にある消化酵素で、ペプチドをアミノ酸に分解します。 小腸の腸管粘膜上にある消化酵素には、ほかに次のものがあります。  マルターゼ …… 麦芽糖をブドウ糖に  ラクターゼ …… 乳糖をブドウ糖とガラクトースに  エレプシン …… ペプチドをアミノ酸に 【選択肢3は正しい ―― ペプシノーゲン】 ペプシノーゲンは、胃から分泌されます。 胃酸によってペプシンとなり、タンパク質を消化してペプトンにします。ペプシノーゲンとペプシンが、胃液に含まれるタンパク質を消化する酵素です。 これもトリプシノーゲンと同じく、胃自身が消化されないよう前駆体で分泌されます。なお、胃の粘膜を保護しているのは胃粘液で、その一部はビタミンB12の吸収に不可欠な内因子です。 【選択肢4は正しい ―― プチアリン】 プチアリン(唾液アミラーゼ)は、唾液腺から分泌されます。 デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解します。口の中でご飯を噛んでいると甘くなるのは、この働きによるものです。 【消化酵素を場所ごとにまとめる】  唾液腺 …… プチアリン(唾液アミラーゼ)  胃 …… ペプシノーゲン(→ペプシン)  膵臓 …… トリプシノーゲン(→トリプシン)、   アミラーゼ(膵液アミラーゼ)、リパーゼ  小腸 …… マルターゼ、ラクターゼ、エレプシン 膵液は、三大栄養素すべてを消化できる点で特別です。炭水化物、タンパク質、脂質のどれにも対応する酵素を含んでいます。

出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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