浣腸薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…
主な医薬品とその作用 第39問
浣腸薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 浣腸薬は、薬への直腸の感受性を高めるため、繰り返しの使用が望ましいとされている。b 腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。c 坐剤に配合される炭酸水素ナトリウムは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで、直腸粘膜を刺激し排便を促す効果がある。d グリセリンが配合された浣腸薬を使用すると、排便時に立ちくらみの症状が現れることがある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。(a)誤、(b)正、(c)誤、(d)正です。
【(a)が誤り ―― 繰り返すと効きにくくなる】
浣腸薬は、繰り返し使用すると直腸の感受性の低下(いわゆる慣れ)が生じて効果が弱くなり、医薬品の使用に頼りがちになるため、連用しないこととされています。
【(b)正しい ―― 急性腹症のおそれ】
腹痛が著しい場合や、便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の刺激で症状を悪化させるおそれがあります。
【(c)が誤り ―― 炭酸水素ナトリウムは炭酸ガスで刺激】
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坐剤の炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激し、排便を促します。浸透圧の差で水分を取り込んで直腸を刺激するのは、グリセリンやソルビトールを用いた注入剤の説明です。
【(d)正しい ―― グリセリン浣腸と立ちくらみ】
グリセリンが配合された浣腸薬は、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告があります。高齢者や心臓病の人では、使用前に相談が必要です。
出典:登録販売者試験 令和3年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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