サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第18問

サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。b サリドマイドは、妊娠している女性が摂取した場合、血液-胎盤関門を通過して胎児に移行する。c サリドマイドは、催眠鎮静成分として承認・販売されたが、副作用として血管新生を促進する作用がみられた。d サリドマイドによる薬害は、その光学異性体のうち、一方の異性体のみが有する作用であることから、もう一方の異性体を分離して製剤化した場合には、避けることができる。

正答 (3)
正答は (3)。(a)正、(b)正、(c)誤、(d)誤です。 【(a)正しい ―― サリドマイド訴訟】 サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害などの先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟です。 【(b)正しい ―― 胎児への移行】 サリドマイドは、妊娠している女性が摂取した場合、血液-胎盤関門を通過して胎児に移行します。 【(c)が誤り ―― 血管新生を「妨げる」作用】 サリドマイドは催眠鎮静成分として承認されましたが、副作用として血管新生を妨げる作用もありました。胎児の成長過程で血管新生が妨げられると細胞分裂が正常に行われず、器官が十分に成長しないため、先天異常が発生します。
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【(d)が誤り ―― 分離しても避けられない】 血管新生を妨げる作用は、光学異性体のうち一方(S体)のみが有する作用ですが、R体とS体は体内で相互に転換するため、R体のみを分離して製剤化しても催奇形性は避けられません。

出典:登録販売者試験 令和4年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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