乳児及び小児への医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第5問

乳児及び小児への医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。イ 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかる。ウ 小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。エ 乳児は、医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすいため、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめることが望ましい。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(イ)と(エ)です。 【(ア)が誤り ―― 腸は「長く」、吸収率は「高い」】 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いとされています。設問は「短く」「低い」と、両方とも逆になっています。 理由づけ …… 体格のわりに消化管が長いぶん、吸収に使える面積と時間が大きくなる、とイメージすると覚えやすいです。 【(イ)正しい ―― 肝臓・腎臓が未発達】 代謝を担う肝臓、排泄を担う腎臓がまだ十分に働かないため、成分が体内にとどまる時間が長くなり、作用が強く出やすくなります。
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【(ウ)が誤り ―― 「達しにくい」が逆】 血液脳関門は、血液中の物質が脳に入り込むのを制限する仕組みです。小児はこれが未発達なので、成分が脳に達しやすくなります。中枢神経系に影響する成分で、けいれんなどが生じうるのはこのためです。「未発達なのだから、関所がゆるい」と考えれば向きを間違えません。 【(エ)正しい ―― 乳児は受診が優先】 乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態が急変しやすいうえ、自分の不調を訴えることができません。そのため、一般用医薬品での対処は最小限にとどめ、基本は医師の診療を受けることを優先します。販売時には受診をすすめる姿勢が求められます。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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