ビタミン主薬製剤に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
主な医薬品とその作用 第93問
ビタミン主薬製剤に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ビタミン成分 主薬 用途ア ビタミンB2 ― シアノコバラミン ― 貧血用薬イ ビタミンB6 ― ピリドキサールリン酸エステル ― 口内炎ウ ビタミンE ― トコフェロール ― 肩こりエ ビタミンA ― レチノール酢酸エステル ― くる病の予防
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 誤
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 正
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(イ)と(ウ)です。
【(ア)が誤り ―― シアノコバラミンはビタミンB12】
ビタミンB2の主薬はリボフラビン(リボフラビン酪酸エステル、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム等)です。シアノコバラミンはビタミンB12の主薬であり、貧血用薬に用いられます。
ビタミンB2の用途 …… 口内炎、口角炎、口唇炎、
舌炎、湿疹、皮膚炎、にきび、肌荒れなど、皮膚や粘膜の健康維持に関わります。
服用により尿が黄色くなることがありますが、これは使用の中止を要する副作用ではありません。
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(「その他の注意」に記載される、容認される軽微な症状です)
【(イ)正しい ―― ビタミンB6】
ビタミンB6の主薬はピリドキシン塩酸塩、ピリドキサールリン酸エステルです。口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎、湿疹、皮膚炎、にきび、肌荒れ、手足のしびれなどに用いられます。
働き …… タンパク質の代謝に関与し、
皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要です。
【(ウ)正しい ―― ビタミンE】
ビタミンEの主薬はトコフェロール(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールコハク酸エステル等)です。末梢血管の血行を促進する作用があり、肩こり、手足のしびれ・冷え、しもやけ、更年期における肩こり、のぼせ、月経不順などに用いられます。
注意点 …… ホルモン分泌の調節に関与するため、
月経以外の不正出血が現れることがあります。
その場合は、医療機関の受診を促してください。
【(エ)が誤り ―― くる病の予防はビタミンD】
ビタミンAの主薬はレチノール酢酸エステル、レチノールパルミチン酸エステル、肝油などです。用途は目の乾燥感、夜盲症(とり目、暗所での見えにくさ)であり、くる病の予防ではありません。
くる病の予防はビタミンDです。
エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールが主薬で、腸管でのカルシウム吸収と尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助けます。
用途は骨歯の発育不良、くる病の予防、妊娠授乳期、発育期、老年期のカルシウム補給です。
過剰症として高カルシウム血症があり、異常石灰化を生じることがあります。
ビタミンAの注意点
妊娠3か月以内の妊婦、妊娠を希望する人では、ビタミンAを含有する製剤を1日10000国際単位以上
摂取した妊婦から生まれた児に、先天異常の発生率の増加が認められたとの報告があります。
この数字は繰り返し問われます。
【脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン】
脂溶性 …… A、D、E、K。
体内に蓄積しやすく、過剰症に注意します。
水溶性 …… B群、C。
過剰分は尿中に排泄されます。
「脂溶性はあ・で・い・けい(A・D・E・K)」と語呂で押さえておくと、過剰症の話と結びつけやすくなります。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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