一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
医薬品の適正使用と安全対策 第47問
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 点眼薬は、適正に保管されていれば家族間で使い回して使用することができる。イ カプセル剤は、変質しやすいため、冷蔵庫内に保管することが望ましい。ウ 医薬品を携行するために別の容器へ移し替えると、日時が経過して中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまうことがあり、誤用の原因となるおそれがある。エ 家庭内において、小児が容易に手に取れる場所、又は、小児の目につく場所に医薬品が置かれていた場合に、誤飲事故が多く報告されている。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 誤
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 正
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(ウ)と(エ)です。
【(ア)が誤り ―― 点眼薬は共用しない】
点眼薬は、万一、使用に際して薬液に細菌汚染があった場合に、別の人が使用すると、その人に感染するおそれがあるため、家族間であっても共用しないこととされています。
その他の点眼薬の注意
点眼薬の1滴は約50マイクロリットルであるのに対して、結膜嚢の容積は30マイクロリットル程度であるため、一度に何滴も点眼しても効果は増えず、むしろ副作用を起こしやすくなります。
点眼後は、しばらく眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぎ、効果的とされます。
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容器の先端が眼瞼や睫毛に触れないようにします
(雑菌が薬液に混入するおそれがあるため)。
【(イ)が誤り ―― カプセル剤は冷蔵庫に入れない】
錠剤、カプセル剤、散剤等は、冷蔵庫内から取り出したときに、室温との温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当です。
冷蔵庫での保管が望ましいもの ……
シロップ剤です。
変質しやすいため、特に開封後は冷蔵庫内での保管が望ましいとされます。
この対比が、そのまま出題されます。
その他の保管に関する注意
直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい場所に密栓して保管。
シロップ剤以外は、冷蔵庫内保管は不適当。
【(ウ)正しい ―― 別の容器への移し替えは避ける】
医薬品を携行するために別の容器へ移し替えると、日時が経過して中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまうことがあり、誤用の原因となるおそれがあります。
さらに ……
移し替えた容器が湿っていたり、汚れていたりすると、医薬品として適切な品質が保持できなくなる
おそれもあります。
【(エ)正しい ―― 小児の手の届かないところに】
家庭内において、小児が容易に手に取れる場所、又は小児の目につく場所に医薬品が置かれていた場合に、誤飲事故が多く報告されています。
説明のしかた ……
「小児の手の届かないところに保管してください」と書かれていても、小児は好奇心が強く、すぐに手を伸ばして口に入れてしまうことがあります。
目につかないところに置くよう、具体的に助言することが大切です。
【その他の「保管及び取扱い上の注意」】
他の人と共用しないこと ……
点眼薬のほか、専用の容器から直接口にするものなど。
錠剤やカプセル剤を
湿気の多い場所に置かないこと。
可燃性ガスを使用したエアゾール製品や
消毒用アルコール等 ……
「火気厳禁」の表示がなされます。
これは消防法や高圧ガス保安法に基づく
注意事項が記載されたものです。
(医薬品医療機器等法によるものではない、という点が問われます)
使用期限 ……
未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限です。
出典:登録販売者試験 令和2年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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