以下の配合成分のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項に、乳児に頻脈を起こすおそれがあるため、「授乳中…

医薬品の適正使用と安全対策 第46問

以下の配合成分のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項に、乳児に頻脈を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されるものとして、正しいものを一つ選びなさい。

正答 (4)
正答は (4)。ロートエキスです。 【なぜロートエキスなのか】 ロートエキスは、ナス科のハシリドコロ、ロートコン等の根茎及び根を基原とする生薬由来の抗コリン成分です。 記載される注意 ……  「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」。 理由 ……  乳汁中に移行し、乳児に頻脈(心拍数の増加)を起こすおそれがあるため。  また、母乳が出にくくなることもあります。 筋道で理解する ……  抗コリン成分は副交感神経の働きを抑えます。  副交感神経が優位なとき心拍数は減少しますから、それを抑えれば心拍数は増加します。
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 抗コリン=頻脈という結びつきが分かれば、丸暗記に頼らずに選べます。 【他の選択肢の「授乳」に関する注意】 (1)センノシド ……  大腸刺激性瀉下成分です。  「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されますが、理由は「乳児に下痢を起こすおそれがあるため」です。  センナ、ダイオウも同様です。 (2)アミノフィリン水和物 ……  キサンチン系成分(テオフィリンの仲間)です。  理由は「乳児に神経過敏を起こすことがあるため」です。  テオフィリンも同様です。  なお、カフェインは「相談すること」(授乳中の人)に記載され、乳児に頻脈や不眠等を起こすおそれがあります。 (3)ジヒドロコデインリン酸塩 ……  麻薬性鎮咳成分です。  理由は「コデインで、母乳への移行により乳児でモルヒネ中毒が生じたとの報告があるため」です。  コデインリン酸塩水和物も同様です。 (5)エチニルエストラジオール ……  女性ホルモン成分です。  理由は「妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため」であり、妊婦に対する「してはいけないこと」が中心です。  授乳については、乳汁中に移行することが考えられるため  避けるべきとされますが、「頻脈」とは結びつきません。 【授乳に関する注意を、理由で整理する】 乳児に昏睡 …… ジフェンヒドラミン塩酸塩。 乳児に頻脈 …… ロートエキス。 乳児に下痢 …… センノシド、センナ、ダイオウ、   ヒマシ油。 乳児にモルヒネ中毒 …… コデイン、ジヒドロコデイン。 乳児に神経過敏 …… テオフィリン、アミノフィリン。 この5つの対応は、そのまま出題されます。 「昏睡はジフェンヒドラミン、頻脈はロートエキス」と、まず2つを確実にしてください。

出典:登録販売者試験 令和2年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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