医薬品の有効成分の吸収に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…

人体の働きと医薬品 第30問

医薬品の有効成分の吸収に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア カプセル剤は、消化管で吸収される前に、カプセルが消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならず、特殊な製剤を除き、小腸で有効成分が溶出するものが大部分である。イ 全身作用を目的としない内服薬は、本来、有効成分が消化管から吸収されることによって薬効を発揮するわけではなく、有効成分はそのまま糞便中に排泄されることとなるが、中には消化管内を通過する間に結果的に吸収されてしまうものがある。ウ 坐剤は、肛門から医薬品を挿入することにより、小腸内で溶解され、小腸内壁の粘膜から有効成分が吸収されるものである。エ 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合、有効成分が浸透する量は、皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(イ、エ)です。 【ア 誤り ―― 大部分は「胃」で溶出する】 錠剤、カプセル剤等の固形剤は、消化管で吸収される前に、消化管内で崩壊して有効成分が溶け出さなければなりませんが、腸溶性製剤のような特殊なものを除き、胃で有効成分が溶出するものが大部分です。有効成分は主に小腸で吸収されます。 【イ 正しい ―― 全身作用を目的としない内服薬】 全身作用を目的としない内服薬(整腸薬など)は、本来、消化管から吸収されて薬効を発揮するわけではなく、有効成分はそのまま糞便中に排泄されます。ただし、中には消化管内を通過する間に結果的に吸収されてしまうものがあり、それが副作用の原因となることもあります。
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【ウ 誤り ―― 坐剤は「直腸」で吸収される】 坐剤は、肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものです。直腸の粘膜下には静脈が豊富に分布して通っており、有効成分は容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れます。 【エ 正しい ―― 皮膚の状態で浸透量が変わる】 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合、浸透する量は、皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受けます。

出典:登録販売者試験 令和3年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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