胃腸鎮痛鎮痙薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第74問

胃腸鎮痛鎮痙薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人は、抗コリン成分が配合された医薬品を使用すると、症状の悪化を招くおそれがある。イ ロートエキスには、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなるおそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。ウ パパベリン塩酸塩は、自律神経系に作用し、眼圧を上昇させる作用を示すため、緑内障の診断を受けた人では症状の悪化を招くおそれがある。エ オキセサゼインは、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果が期待されている。

正答 (2)
正答は (2)。誤りは(ウ)だけで、(ア)(イ)(エ)は正しい記述です。 【(ア)正しい ―― 抗コリン成分の注意】 排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人は、抗コリン成分が配合された医薬品を使用すると症状の悪化を招くおそれがあります。使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するよう説明します。 【(イ)正しい ―― ロートエキスと授乳】 ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる(頻脈)おそれがあります。また、母乳が出にくくなることもあります。母乳を与える女性では、使用を避けるか、使用期間中の授乳を避けます。
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【(ウ)が誤り ―― パパベリンは自律神経系を介さない】 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされます。抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されていません。自律神経系を介した作用ではありませんが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られており、緑内障の診断を受けた人では症状の悪化を招くおそれがあります。「自律神経系に作用し」が誤りです。 【(エ)正しい ―― オキセサゼイン】 オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して配合されています。妊娠中における安全性が確立されておらず、また一般用医薬品では小児向けの製品がないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では使用を避けます。

出典:登録販売者試験 令和4年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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