以下の記述にあてはまる購入者への対応として、最も適切でないものを下から一つ選びなさい。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第17問
以下の記述にあてはまる購入者への対応として、最も適切でないものを下から一つ選びなさい。成人の女性がドラッグストア(店舗販売業)に来店し、鎮咳去痰薬のシロップ剤(1本120mL入り、一日最大60mL服用)を10本購入しようとレジにやって来た。女性に話を聞くと、1週間前にも同じ製品を購入し使用しており、咳症状が続いているため、まとめ買いをしたいとのことであった。
- (1)妊婦への使用が望ましくない配合成分を含む可能性があるため、女性に妊娠の有無について確認する。
- (2)過去に服用歴があり、目的に合った使用がなされると判断できるため、そのまま販売する。
- (3)相互作用や飲み合わせにより医薬品の作用が減弱している可能性があるため、他に使用している医薬品や摂取している食品の有無について確認する。
- (4)症状が続いているため、医療機関を受診して医師の診療を受けるよう促す。
正答 (2)
正答は (2)。これが最も適切でない対応です。
【(2)が適切でない ―― そのまま販売してはいけない】
この製品は1日最大60mL なので、1本(120mL)は最大量で2日分です。10本では、
120mL × 10本 = 1,200mL
1,200mL ÷ 60mL/日 = 20日分
となり、一時期に使用する必要量を大きく超えています。しかも1週間前にも購入しており、咳が続いている状況です。鎮咳去痰薬には、コデイン類など依存性のある成分を含み、濫用等のおそれのある医薬品に該当するものもあります。服用歴があるからといって、そのまま販売するのは不適切です。事情を尋ね、状況によっては販売を差し控える、受診を勧めるなどの対応が必要です。
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【ほかの選択肢 ―― いずれも適切な対応】
(1) 妊娠の有無の確認 …… 鎮咳去痰薬には妊婦への使用が望ましくない成分が
含まれることがあり、使用者の状態を確認することは適切です。
(3) 併用薬・食品の確認 …… 咳が続く原因として、相互作用による
作用の減弱なども考えられ、確認は適切です。
(4) 受診勧奨 …… 一定期間使用しても症状が改善しない場合は、
医療機関を受診するよう促すのが適切です。
出典:登録販売者試験 令和5年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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