眠気を促す薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
主な医薬品とその作用 第64問
眠気を促す薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 高齢者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などの副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。イ かつては不眠症や不安緊張状態の鎮静を目的にベンゾジアゼピン系成分が頻繁に用いられていたが、大量摂取による自殺が日本で社会問題になったことなどから、近年はブロモバレリル尿素の使用量が増加している。ウ 加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。エ カノコソウを含む製品は、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ食品として流通可能であるが、他の鎮静作用があるとされるハーブ(セントジョーンズワート等)を含む食品を併せて摂取すると、医薬品の薬効が増強、減弱したり、副作用のリスクが高まったりすることがある。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
- (3)ア: 正 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(ウ)と(エ)です。
【(ア)が誤り ―― 起きやすいのは「小児及び若年者」】
抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがあるのは、小児及び若年者です。特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避けます。「高齢者」ではありません。
【(イ)が誤り ―― 経緯が逆】
かつては、ブロモバレリル尿素等が不眠症や不安緊張状態の鎮静を目的に用いられていましたが、ブロモバレリル尿素の大量摂取による自殺が日本で社会問題になったことや、ベンゾジアゼピン系成分にその役割が取って代わられたことから、近年はブロモバレリル尿素の使用量は減少しています。
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【(ウ)正しい ―― 加味帰脾湯】
加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされます。
【(エ)正しい ―― 食品として流通するハーブとの併用】
カノコソウ等を含む製品は、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ食品として流通可能です。そうした食品や、他の鎮静作用があるとされるハーブ(セントジョーンズワート等)を含む食品を併せて摂取すると、医薬品の薬効が増強、減弱したり、副作用のリスクが高まったりすることがあります。
出典:登録販売者試験 令和5年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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