次の表は、ある外用痔疾用薬の注入軟膏に含まれている成分の一覧である。…
主な医薬品とその作用 第80問
次の表は、ある外用痔疾用薬の注入軟膏に含まれている成分の一覧である。1g 中成分 分量リドカイン 30 mgグリチルレチン酸 15 mgアラントイン 10 mgトコフェロール酢酸エステル 25 mgこの医薬品の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア リドカインは、局所の感染を防止する殺菌消毒成分として配合されている。イ グリチルレチン酸が分解されるとグリチルリチン酸となり、抗炎症作用を示す。ウ アラントインは、局所に冷感刺激を生じさせ、痒みを抑えることを目的として配合されている。エ トコフェロール酢酸エステルは、内用薬ではコレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えることから血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の改善薬の成分として用いられる。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 誤
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはエだけで、ア・イ・ウは誤りです。
【(ア)が誤り ―― リドカインは局所麻酔成分】
リドカインは、痔に伴う痛み・痒みを和らげる局所麻酔成分です。局所の感染を防止する目的で配合されるのは、クロルヘキシジン塩酸塩、セチルピリジニウム塩化物などの殺菌消毒成分です。
【(イ)が誤り ―― 分解の向きが逆】
グリチルリチン酸が分解されてできる成分がグリチルレチン酸です。グリチルレチン酸は、比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として配合されます。
【(ウ)が誤り ―― アラントインは組織修復成分】
解説の続きをみる続きを閉じる
アラントインは、痔による肛門部の創傷の治癒を促す組織修復成分です。局所に冷感刺激を生じさせるのは、メントール、カンフル、ハッカ油などです。
【(エ)正しい】
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)は、外用痔疾用薬では肛門周囲の末梢血行を促してうっ血を改善する目的で配合されます。内用薬では、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管の血行を促進することから、高コレステロール改善薬などに用いられます。
出典:登録販売者試験 令和6年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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